家の建て替え。

 私の部屋のテラスから見える(50m先下)、昔の名残が残るお宅の解体が始まった。そのお宅の前を歩いても、塀が高いので中の様子は伺えない(8/29、8/31のブログを見てね。近所の様子が伝わると思う)。屋根が剥がされ、2階部分の間取りが良くわかる。

 解体の職人さんが10人ほど居る。彼らは、ヘルメットを被らず、半そでシャツに半ズボン。おまけに裸足か、サンダル履きで、日本の工事現場ではお決まりの「安全靴」を履いていない。この姿で解体仕事するの???

 職人さんは皆、ツルハシでなく巨大なトンカチ(もち手が長くなっている)で解体に入る。 家は日本と違って木造ではない。昔の家なので基礎がしっかりして、鉄、煉瓦、セメントも多く使っている。

 クレーン車は来ません。職人さんは、剥がされた屋根の下の壁(壁の厚さは15〜20センチかな?)の道?を器用にに歩きます(平均台のよう)そして、巨大なハンマーを振り子のように扱い、壁を打ち続けます。少しずつ壁が壊れていきます。

 なぜ、ツルハシを使わないのだろう?と疑問でしたが、ツルハシはコンクリートに刺さった時、破片が飛んで危ないのでは・・・それと、ツルハシが壁に刺さり抜けず、自分が上から落ちてしまう危険があるのでは・・・と思います。

 一週間たつのにやっと、2階部分の解体が終わりました(まだ、柱は残っている)。とにかく事故の無いよう、安全第一で作業して下さいね。

 このようにして、一軒、また一軒と昔ながらのコロニヤル様式のお宅が無くなり、寂しく、もったいないなあと思います。(現代的な建物でなく、コロニヤル様式が復活することを願います)。

 今日は ポヤ・デー(満月)なので銀行、公官庁、学校はお休み。職人さんもお休みのようです。    じゃ、またね。