ジャッキは???

 お寺参りも終わり、コロンボに向かう途中、寄ってみたいところがあったので、来る時とは違う道を通ることになった。運転手さん(Kさんと、これからは呼びます)は脇道に入りました。

 それは三輪タクシーより四輪駆動の車にピッタリな道でした。Kさんは穴は避けて走るけど、みごと穴にも入ります。その振動のため、運転席の後の鉄パイプにつかまります。三輪タクシーは、ドアーは無いし、シートベルトもありません。両手でパイプを握り両足で踏ん張ります。

 遊園地の乗り物と錯覚しそうでした。エキサイティング!!
今度はエンジン音が「コロ、コロ、カクン」最後は「スコン」と・・・車は止まりました。 ガス欠 です。

 運転席の下から、ペットボトルを取り出します。ガソリンでしょう、でも液体の色が薄いグリーンなのです(メロンソーダのよう)・・・・
やっとエンジンもかかり出発です。ガソリンはペットボトルに入れて持ち運びしていいものなの????

 後ろから追い越す三輪タクシーの運転手さんが、私が座っているほうのタイヤを指さし何か言っています。 今度はパンクです。どうりで、穴に入るたび、私のお尻は痛かった・・・・。

 前方にガソリンスタンドが見えました・・・ガソリンの補給(ペットボトルに入ったガソリンは少しだった)とガソリンスタンド脇でタイヤ交換です。

 ↓Kさんは、私たちに日陰で待つように、気を使ってくれました。運転席下にある補助タイヤと二本の棒を取り出し(タイヤは溝が無くツルツル)パンクをしていないタイヤに車止めとして置きました。車止め は必要だよね。ここまではいいのです。

 ↓Kさんは反対側(パンクした側)へ行き、車を傾けるのです。「ちょっと、ちょっとKさん大丈夫なの?」三輪トラックは軽いので大人だったらすぐ傾きます。私は心配になり(タイヤ交換に興味があった、が本当)見に行ったところ、工具箱にはタイヤ交換時必須の ジャッキ は無く、取り出したのは、十文字のスパナです。Kさんは手際良く、あっという間にタイヤ交換 は終了しました。 慣れた仕事ぶりでした・・・。このやり方なら、ジャッキは必要ないね。

 夫は何人も運転手さんを変えました(外国人だと料金を多く請求する、ごまかす、ぼる のです)。でも、このKさんは控えめで誠実だそうです。電話をするとアパートまで来てくれます。

 アパートに着きました。すぐシャワールームへ・・・白いはずの石鹸の泡は グレー でした。楽しい?帰路でした。 じゃあ。