Mylaporeの続き

こんばんは、コロンババです。

 今日のチェンナイは、晴れ。     

 皆さんにお茶でも飲みながら、ある話を聞いていただきたいと思います。 

 ジジが読んでいた「チェンナイについての本」に とても興味ある人のことが書いてありました。


 ジジが読んだ上記の本の著者はMylaporeの寺院のそばのホテルで2人のフランス女性に会ったそうです。

 一人は南インドのダンスに魅せられて、主としてインドのケラーラ州に25年間住んでいました。そして、そこで借りていた家の大家さんが描くコーラムに興味を持って、タミル文化の中心地であるMylaporeにやってきました。現在はフランスに住み、コーラムについての本を最近出版し、続編の材料を集めにやってきていたところでした。彼女の写真その他の情報は、以下のブログの記事に載っています。

http://www.indiaoutsidemywindow.com/2013/01/chantals-passion-for-kolams.html

 もう一人はフルートの音楽家です。パリ生まれで西洋古典音楽を金管のフルートで演奏していました。しかしインドの竹のフルートの音楽に触れたのをきっかけとして、1978年にインドにやってきました。彼女はツーリストビザでインドに入国していますので一年に6ヶ月の滞在しかできません。ですので、フランスとインドの間を、毎年、何年間も、行ったり来たりしています。インド人と結婚して定住したいのですが、結婚したいと思うインド人は皆結婚しているし、彼女の意にかなう男性はなかなか現れません。

 この本の著作時期と内容から推測いたしますと、著者が会ったのは3年前の1月のことと思われます。そして、著者は、もし、この本を読んだ人が、Mylaporeに行く機会があったならば、寺院のそばのホテルの下で耳を澄まして下さい、もし、フルートの音が聞こえたならば、まだ、彼女がそこを定宿としていて、Carnatic musicを愛し、結婚はしていないとわかるでしょう、と書いています。

 それで、その音が聴けるか確かめたくて、ジジと一緒にホテルの近くまで行きましたら・・・・

 フルートの音が聞こえてきました、耳を澄ませ 音がする方を見上げ、しばらく音色を聞きました。

 嬉しくなりましたね〜 確かに竹のフルート(よこ笛)の音でしたよ。

 優しい音色でしたねえ。

 彼女はMylaporeのあちらこちらに滞在していましたが、16年前から、プライバシーが保てるこのホテルを定宿としていることになります。

 それじゃまた